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中之島
中之島
中之島は、大阪市中心業務地区に位置するビジネス街であり、大阪市役所や日本銀行大阪支店などの重要な公的機関が所在する。淀屋橋駅が近く、「淀屋橋」とも呼ばれる地域もある。東側には中之島公園があり、バラ園が有名で、中之島まつりやOSAKA光のルネサンスなどのイベントも毎年開催されている。中之島の建物には、アーチ型の淀屋橋、日本銀行、大阪府立中之島図書館、大阪市中央公会堂など、戦前からの歴史的建造物があり、景観についても規制され維持されている。また、「大阪の迎賓館」とも呼ばれるリーガロイヤルホテル本店も西側に位置している。近年、大阪大学と大阪大学医学部附属病院跡地を開発したほたるまちをはじめ、大阪府立国際会議場や大阪市立科学館、国立国際美術館、こども本の森 中之島、大阪中之島美術館などの文化施設が立地し、大阪の文化・芸術拠点となっている。京阪中之島線が開通したことでアクセスも改善され、周辺の再開発も活発になっている。

【中之島の歴史】
中之島は、1615年(元和元年)に豪商の淀屋常安によって開発が始まり、江戸時代には諸藩の蔵屋敷が集中し、全国各地の物資が集まる「天下の台所」大坂の中枢を担った。1730年には米の中央市場である堂島米市場が設置され、世界初の先物取引市場として知られるようになった。明治になると、諸藩の蔵屋敷は払い下げられ、大阪の商業・ビジネスの中心地としてだけでなく、大阪府立中之島図書館や大阪市中央公会堂(中之島公会堂)などの文化施設や大阪帝国大学(現:大阪大学)をはじめとする学校や病院が建設され、情報と文化の発信地でもあった。大正時代初期には、現在の大阪市役所、中之島図書館、中央公会堂が建設された他、豊國神社や裁判所、旧陸軍関係施設があった。現在では、中之島フェスティバルタワー、住友中之島ビルの超高層ビル、中之島四丁目再開発などの建設計画が進められている。また、現在は中之島バンクスなどの新たな観光スポットも整備されている。

中之島の古写真

古写真中央は1960年(大正5年)に完成した、時計塔を備えた朝日新聞大阪本社ですね。その右のビルは1931年(昭和6年)に完成した朝日ビルでしょうか。その後に時計塔ビルも建て替えられ、慣れ久しんだ丸みのあるビルは、ともに2013年に解体され、現在は中之島フェスティバルタワー・ウエストが建っています。朝日新聞大阪本社は、隣の中之島フェスティバルタワーに移転しているようです。minosun
投稿日:2018-09-04 20:08:23
大阪市北区天神橋の西側歩道から撮影された、画面左側に中之島公会堂、画面右上に大阪高裁のドームとその右側に大阪弁腰会館
手前は阪神高速道路です、
投稿日:2020-08-09 21:06:41

中之島の近くの古写真